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あなたに抱かれたい
第7章 入籍前の熱い一夜

「…ん…はぁ…ん」

唇が微かに離れた瞬間に洩れる吐息は甘く、やがて二人の混ざり合う鼻息は激しい交尾を予感させた。
唾液が合わさるぬちゃぬちゃという卑猥な音が玄関に響く。それだけで興奮してくるのがわかってしまう。

「…本当はもっと大人らしくスマートに君をベッドに誘うつもりだったんだ。それなのに、君の美しいドレス姿を見たものだから、僕の淫らな気持ちに火がついてしまって…」

「あら?私のドレス姿はそんなにセクシーでしたか?
男心を煽ってしまいました?…でも、そんなふうにおっしゃっていただいて恥ずかし…」

「あぁ…ごめん。そういうつもりじゃないよ。
俺が我慢出来なかったのが悪いんだ。君が僕のものになると思うと我慢しきれなくて…」

拓哉は、唇が触れるか触れないかの距離で、久美子を細目で愛おしそうに見つめながら、そう呟く。
玄関の照明で、2人の唇は微かに濡れて光っていた。

「久美子も俺と同じように、俺を欲しいって思っててくれると堪らなく嬉しいんだが…。早く自分のものにしたかったんだ」

「ん…私も…少しでも早く独り占めしたい…」

「君のすべて…俺が貰っていいかな?」

「ええ…私も欲しいから…」

そのように伝えると、拓哉はまた深いキスを久美子と交わす。けれど、次のキスはすぐに終わり、手を繋がれてベッドに向かう。

拓哉はここで一転してベットに久美子を荒々しく押し倒す。そして、拓哉は、着衣の上からでも見事なプロポーションを見せつける久美子の体を見下ろしながら、上着を脱いで投げ捨て、ネクタイを弛めてゆく。その一つ一つの動作がとても男らしくて色っぽく、久美子を視線を釘付けにさせていた。

拓哉の体は40代にしては引き締まっている。
それを目の当たりにして、女でも欲情するのねと思いながら寝たままで脱衣を始めようとしていた。

「待って…洋服姿の君も美しいけれど、愛し合うには邪魔な衣服は俺に脱がさせて欲しい、いや、すごく脱がせたい」

「…あなた…そんな風に言わないで…」

「だって、本当の事だから」

「そうだけど…」

「恥ずかしがらないで。俺に君を裸にさせて欲しい」

久美子は恥ずかしさのあまり、手で顔を覆ったけれど、その手首はすぐに拓哉に引き剥がされてしまう。
手はベッドに押し付けられ、拓哉は久美子の首元に顔をうずめ、しゃぶり始める。
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