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夫の上司に手籠めにされる若妻
第2章 若妻嬲り
しかし、前回と決定的に違うのは、美幸が今回の誘いに、自分の意思で応じているという事実だった。

逃げる機会はあった。拒否する言葉を選ぶ時間もあった。だが、美幸は、誠のプロジェクトの成功を確実にするために、再びここに来ることを選んだ。

美幸の足取りには、先週のような極度の緊張や、無理やり引きずられるような抵抗はなかった。あるのは、夫への愛と、次の屈辱を受け入れる諦念、そして、一度知ってしまった背徳的な快感への微かな動揺だった。彼女は、自分で選んだ道を、噛みしめるように歩いていた。

渡辺は、そんな美幸の追従を、最高に満たされた気分で感じていた。

もはや、前回のように強引に腰に手を回す必要もなかった。美幸は、自らの意思で、淫らな密室へと自主的に向かっている。この事実が、渡辺の征服欲を何よりも刺激した。

(貞淑な人妻が、夫のために、自分の体を差し出すことを選んだ。そして、一度快楽を知れば、もう後戻りはできない。今日もたっぷり躾けてやる!)

渡辺の顔には、醜くも恍惚とした笑みが浮かんでいた。彼は、美幸の純粋さを汚し続けられる未来を確信し、ゆっくりと、しかし確実に、二人の密会の場へと足を進めた。

渡辺は、裏通りを進んだ先にある、前回とは別の派手な造りのラブホテルの前で立ち止まった。

「ここにしましょうか?」

その声には、一切の躊躇や罪悪感がなかった。渡辺には、周囲の人目を気にする様子などなく、堂々とした態度が滲んでいた。

対照的に、美幸は俯きながら、その場に立ち尽くしていた。彼女の心臓は、罪悪感で強く打ちつけられている。美幸は、ひっそりと周囲を窺い、誰も自分たちを見ていないことを確認すると、観念したように小さく頷いた。

渡辺はそれを見て、満足気な顔をして入り口へと足を向ける。美幸も重い足取りで、それに続いた。そして、昼下がりの中、二人は静かにラブホテルの中へと消えていった。

薄暗い密室の中に入ると、渡辺は一歩近づき、ねっとりとした眼差しで美幸を見つめた。
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