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サンタクロースが遅すぎる
第1章 サンタクロースが遅すぎる
「智樹・・・・智樹も・・・き・・・気持ちよくぅ・・・ダメ・・・ダメダメダメ!!」
ぷくりと身体の中で智樹のペニスが膨らんだように感じた。それに応じて彼の腰の突き入れが更に早くなっていく。

ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅ
 ぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱちゅん

私からあふれる水音が恥ずかしいほど淫らな音を響かせてしまっている。そしてついに私も・・・そしてどうやら彼も限界を迎える。

「・・・ぅううう・・・イクよ・・・佐知・・・佐知・・・」
「ああっ!・・・智樹・・・私も、私もぉ・・・!」

ぶるぶると膣が震え、彼のペニスを締め上げる。
本能的なのだろう。彼をもっと奥に迎え入れようと、私の足が彼の腰に絡みつき、ぐいと締め付けるようにする。彼もまた、私の身体を強く抱きしめ、最後は私は彼のモノで身体を深く貫かれてしまったかのように感じた。

「あああっあああ!!!・・・・あ・・・・あ・・・・」

目の前にチカチカと白い電気が走る。首をのけぞらせ、息が一瞬止まり、身体がブルリと大きく震えた。ぎゅうっと彼の体を締め付けるように抱きしめる。

その瞬間、本当は私と彼との境目がなくなっちゃったんじゃないかと錯覚する。それほどに、ひとつになった・・・ように感じていた。

どくどくどくと私の中で彼のものが脈打つ。
温かい感触を感じていた。

はあ、はあと耳元に彼の荒い吐息。
互いの汗ばんだ身体が密着しているのが、なんとも心地よかった。

彼がゆっくりと腰を引こうとしたので、私は思わず『抜かないで・・・っ』と言ってしまっていた。それほどに、彼と体を寄せているのは、嗜好の気持ちよさを私に感じさせていたのだ。

その言葉に答えて、彼も力を抜く。身体に彼の重みを感じて、私は深い安心を覚える。

すごく・・・すごく・・・気持ちいい。
このままで・・・ずっと、このままがいい。

「佐知・・・」
耳元で彼の声。
「うん・・・智樹・・・」

そう私が言って・・・。

私の25歳最後の夜の記憶は、こんな感じのところで終わっていた。
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