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助教 沙霧
第16章 鏡の中の告発
『鏡の中の自分と対話しましたか?  沙霧。貴女が今感じているその「乖離」こそが、貴女の真実です。高潔な学徒としての貴女と、私の前で喘ぐ女としての貴女。その両方を抱えたまま、明日も教壇に立ちなさい。そして、私から授けた「秘密」を、誰にも気づかれぬよう、その身に施し続けるのです』

 授けられた「秘密」…

 誉は、ある具体的な指示を添えていた。それは、沙霧が明日一日、大学でのあらゆる活動の最中に、自らの下着の中に「ある硬い異物」を忍ばせておくことだった。
 学問の真理を語り、高邁な議論を交わす間も、その冷たい異物が秘部に触れるたび、自分が誉に支配されていることを肉体的に自覚し続けろという、あまりにも過酷で、そして甘美な命令。

(そんな……無理よ、そんなこと……)

 沙霧は口では否定しながらも、その想像だけで、先ほど鎮まったはずの身体が再び熱く脈打つのを感じる。
 講義中、教授との対談中、あるいは図書館の静寂の中で、私はその「秘密」に蹂躙され続ける。

 誰にも知られずに
 しかし確実に


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