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兄たちに溺愛されて
第1章 年越し
チェック柄のカーテンを通して、冬の朝陽が寝室に注いでいた。雪が降っているのか、やけに寒い。
「眠……」
私はベッドの中でしばらくぼうっとしていた。
甘ったるい夢を見た。あれはなんだったのか?
体の芯に気だるさが残っている。夢と言うにはあまりにも生々しい。
(お兄さん達……私を……?)
まさか。そんなはずはない。兄たちが私の胸を弄んだなんて……
私は畳ベッドを降り、寝巻き姿でカーテンを開けて窓を開けた。
風花がふわふわと舞っている。枯山水は雪山のようになり、蹲は凍っていた。
冷たい空気を吸い込んで気持ちを鎮めると、私は廊下に出た。
同時に、向かいの寝室から奏が出てきた。
「おめでとうございます、お兄さん」
ドキッとしつつ、私はそう言った。奏は形のいい朱唇を綻ばせた。
「おめでとう。元旦そうそう、変な顔してるね」
「え、変な顔?」
「はははっ、ジョークだよ」
奏は楽しそうに私を抱きすくめた。そして私の乳白色の頬にキスをする。
スキンシップなのにいつもと違うのは気のせい?
「ほんと可愛いんだから、すみれちゃんは」
笑い合いながら、私たちは箱階段を降りる。
ダイニングキッチンでは左近がテーブルに着いていた。彫りが深いのでコーヒーカップを手にしてる姿は絵になる。
「よっ、あけおめ!お先に朝飯頂いたぜ」
「珍しく、早起きだね。いつもは昼近くまで寝てるのに」
奏が言うと、左近は珈琲をグイッと飲んだ。
「大学のツレと初詣でに行くんだよ。昼はどっかで食ってくるからいらねえぜ」
台所で雑煮を作っていた亜人は振り返って頷いた。そして、私を見た。
「すみれ、雑煮が仕上がったところだ。椀によそってくれ」
「あ、はい」
この家に母親はいない。遠くで、療養所暮らしをしている。だから兄妹で家事を分担しているのだ。
ダイニングテーブルには既におせちの重箱や酢の物が並んでいる。お酢和えは母直伝で、亜人はみごとに再現していた。
「料理上手だよね、亜人くんは。いいお嫁さんになれるんじゃない?」
奏がかまぼこをつまみながら軽口を叩いた時、玄関で二十五歳の長兄・俊の声がした。
「今帰ったぞ」
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