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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第15章 むっつり女と純情男(中編)
【むっつり女と純情男(中編)】

目の前に頬を染めたゆらさんがいる。
お風呂上がりの洗いざらした髪の毛、スキンケアはしたと言ってたけれども、いつもとはちょっと違うすっぴんに近い顔。
そして、少し酔っ払ってるのかもしれない。なんとなく目がトロンとしてて、いつも以上に・・・色気がある表情。

そして、何と言っても、ふわんとここまで香ってくるお風呂上がりのゆらさんのいい匂い。

テーブルに隠れてゆらさんからは見えないと信じているが、今、俺の股間は大変なことになっている。

「あ、そうそう!あれ、あのお守り。あんなところに置いといてくれてるんだね〜」
にこにこと彼女が視線をやった先には、壁に据え付けられた棚があり、そこには去年の年末に三峯神社で買った御朱印帳と、この間ゆらさんがプレゼントしてくれた旅のお守りが置いてあった。

「あ、ああ。そうなんだ。なんとなくな」

なんて答えたのだが、なんとなくではもちろんない。特に他には何も置いてないので、一見すると全くそんな感じはないのだけど、自分の中では、この棚は神棚扱い・・・だったりするのだ。

「あ、そうそう・・・わらしもね、ほら!これつけてきたんらよ〜」

ゆらさんがバッグから小さな黒色の巾着を取り出し、中から俺がプレゼントしたジルコンのネックレスを取り出して見せてくれた。もちろん気づいていた。今日、会ったときからずっとゆらさんの胸をそれが飾っていた。

そして、ふらりと立ち上がると、『わらしのもここに置いとこっと』なんていいながら、ぽんと『神棚』にその巾着を置いた。

「へへへ・・・これでここ、『大事なものゾーン』だね?ふふふ♪」

ぐらん

その笑顔に、俺の脳が一瞬のうちに沸騰する。

なんで俺がそこを大事なものを置くための場所としていたのが分かっちゃったんだ!?という気持ちと、なんてかわいいんだ!!という気持ち、それからもう、さっきから煽られっぱなしの俺の男の欲望が、とうとうここで限界を超えた。

「ゆ・・・ゆらさん!」
立ち上がり、そのままぎゅっと抱きしめる。

互いに今、着ているのは、肌触りの良いナイティだ。抱きしめると、ゆらさんの柔らかい体の感触がダイレクトに伝わってくるし、先程からふわふわと漂っている女性らしい香りが、いっそう近くに感じられる。
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