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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第17章 結びの島と溢れる想い(前編)
そして、あわじ和牛亭の近くに立っていたのが『速秋津日賣神(はやあきつひめのかみ)』『速秋津日子神(はやあきつひこのかみ)』である。この二柱は私も知っていた。『早』(早い)、『秋』(明=穢れを祓う)、『津』(港)ということで、河口とかを司る神様ということである。川から流れ出てきた穢れをきれいにして受け止める・・・みたいな意味だと聞いたことがある。

ここには、この2柱の他に、ひときわ大きいモニュメントが別に建っていた。

「んん?三つの・・・石像?」
こけしのようなかろうじて頭と身体が分かる程度の白っぽい石でできた簡素な石像が三つ並んでいた。向かって右側にある石像が一番大きく、左側は少し小さい。中央の像が一番小さいことから、遠目に見ると『お父さん、お母さん、真ん中に子供』のように見えた。

「珍しい!菊理媛さまだ!」
思わず私は声を上げてしまう。そう、この石像は大きいのが『伊邪那岐大神(いなざぎのおおかみ)』、少し小さいのが『伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)』であり、中央の小さいのは『菊理媛神(くくりひめのかみ)』を表しているのだ。

菊理媛神とは、古事記には出てこず、日本書紀にしか登場しない神様であまり有名ではないかもしれないが、石川県にある白山比咩神社を中心とした、『白山神社』という神社の御祭神である。ちょっと調べてみると、白山神社は全国に3000社(!?)もあるので、あなたの街のククリヒメというレベルで存在しているみたいだった。

話を戻すと、この菊理媛様は、黄泉の国でめっちゃ喧嘩した伊弉諾と伊邪那美の間を仲裁したという『(おそらく)日本最古の仲裁神』にして、強力な縁結びの神様なのだ。

そんな説明をすると、彼もまた『日本てホントといろんな神様がいるんだな』と関心しきりであった。

お賽銭箱が置いてあったので、ちょっとお参りしとこうと誘って二人で手を合わせる。

『菊理媛さま・・・どうか、どうか、隣にいるこの人とずっとずっと私が仲良くいられますように』

彼がどういうお願いをしたのかわからなかったが、若干私より長くお祈りしていたように感じた。

ここについたあたりでお腹も空いたねとなったので、ちょうど目の前にある『あわじ和牛亭』に入ることにした。ランチ営業もしていて、『淡路牛』を使った牛丼や焼肉が楽しめるお店だった。
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