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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第17章 結びの島と溢れる想い(前編)
☆☆☆
さて、神話の里を楽しんだ後は、レンタカーでの移動の時間。

『旅のしおり』によると、この日の次の目的地は『自凝島神社(おのころじまじんじゃ)』だった。ここは私が『行きたい!』とリクエストしていた神社のひとつだった。

オノコロ島とは、先にも説明した通り、伊弉諾と伊邪那美が国産みをした舞台となった島である。伊弉諾神宮からは決して近いわけではないけれども、車ならば約30分ほどでたどり着く。

伊弉諾神宮近くにある駐車場。ちっちゃかわいいレンタカーに二人で乗り込み、シートベルトを締めた。結構広めの駐車場だったけれども、たまたまかな?私達以外に人はいなかった。

「じゃあ、出発しようか」

素直さんがエンジンをかけようとする。

車に乗って、なんだかプライベートスペースになった気がしたってのはあったんだと思う。
さっき、腕にしがみついた時、ちょっと顔を見合わせたときから実は、我慢できなくなっていたんだ。

周りに人、いないよね?
先の通りには車通っているけど、きっと見えやしないよね?

言い訳・・・いっぱいの言い訳。

なんだか、気持ちがいっぱいだった私は、堪えきれずに素直さんに呼びかけた。

「ねえ・・・素直・・さん」
「ん?」

こっちに振り向きざまの彼に、車内でバッと抱きついて、私はキスをしてしまったのだった。

ちゅく・・・ちゅく、ちゅく

しかも、舌が絡み合うような濃厚なやつ。

昼間から・・・しかも人に見られるかもしれないシチュエーションでのキスは、なんだか別の興奮を私に与えもしてしまう。

最初は戸惑っていた様子だったが、すぐに私の肩を抱き、彼の方からも強く唇を吸ってきた。

「あふ・・・ん・・・♡」
なんだかエッチな吐息が漏れてしまう。どうしよう・・・ちょっとチュウするだけって思ったのに、なんだか、ソワソワしてきちゃったよ・・・。

なんだろ、旅先だからかもしれない。
彼との初めての旅行で、高ぶっちゃってたからかもしれない。

この時、私は後から考えるとびっくりするほど大胆な行動に出ていた。
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