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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第17章 結びの島と溢れる想い(前編)
ちょっとベタッとした不思議な感じのそれをごくんと飲み下してみる。よく小説だったりすると、『粘濃くて飲み込みにくい』なんて描写したりするが、実際のそれはさほどでもなかった。味も・・・若干の苦味?くらいか?

「え?・・・飲んじゃったの?」
「へへへ・・・気持ちよかった?」

ちょっとだけ口をウェットティッシュで拭った。口ゆすいでくれば?と言ってくれたので、お言葉に甘えて近くにあるお手洗いで手を洗って、ちょっとだけゆすがせてもらった。

「びっくりした・・・どうしたの?」
「なんとなく、かな?」

いいでしょ?
だって、だって・・・こんなに嬉しくなったことって私、人生の中で早々なかったからさ・・・

その御礼の気持ちだったのだ。気持ちよくなってくれればいい、それだけだったのだ。

ただ、私は知らなかった。
このことが、今晩、何倍にもなって我が身に跳ね返ってくるということを・・・。
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