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御朱印女と怪談男〜にさつめっ☆〜
第18章 結びの島と溢れる想い(中編)
確かにさっき見た伊弉諾神宮や濱神社とは造りが違う。横に少し長いような感じで、屋根の上に木の棒のようなものが数本ついている造りだ。歴史の教科書で弥生時代のものです、というように紹介されている建物の作りに似ているな、なんて思う。

彼女によると、神社の造りは何種類かあって、地域によって特色があるのだそうだ。今、彼女が言った神明造というのは、伊勢神宮みたいな古い神社に多いらしい。

「私もめちゃくちゃ詳しいわけじゃないんだけどね」

なんて彼女は言ってるけれども、俺からすれば神社博士かよ!と思うほど詳しい。俺も、知らないことを知るのは好きなので、彼女がする話を聞くのはとても面白い。

お賽銭を投げ入れ、深く二礼、その後パンパンと二拍手、その後、ゆっくり深く一礼をする。

ここの御祭神は伊弉諾神宮と同じ『伊弉諾命(いざなぎのみこと)』と『伊弉冉命(いざなみのみこと)』。そして、合祀という形で『菊理媛命(くくりひめのみこと)』を祀っている。さすがに『始まりの島』の名を冠するだけのことはあり、この二柱なんだな、と思う。

「さ、御朱印、御朱印♪」

ゆらさんの足取りが軽い。スキップを踏んでいるようだ。
多分、本人は気づいてないのだろうなと思うと、なおさら微笑ましい。

社務所では何種類かの御朱印がいただけるようだった。
バックの色や柄が違う書き置きのものや、少し凝った切り絵のもの、そしてもちろん直書きのものもあった。

ゆらさんはちょっと悩んでいるみたいだったが、やっぱりシンプルなのを選んでいた。
彼女にとって、御朱印は『美しさ』とか『限定品』ということで選ぶものではなく、たしかにその神社に来たという『縁』で選ぶものだからだ。

俺もそれに倣ってシンプルな直書きのものにしてもらった。

中央に『自凝島神社』、左に参拝日、右手には『参拝 日本発祥の地』とあった。この日本発祥の地、という文言にゆらさんはいたく喜んでいた。

「さすがだね〜。来てよかったよ!」

ぎゅっと御朱印袋ごと、その喜びを抱きしめる。
子どものように目を輝かせ、はしゃぐ人・・・それが俺の彼女なんだなと改めて実感した。
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