この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
甘い飴と甘い鞭
第9章 グリザイユのように
あの晩から、当然ラズからの連絡はないままだ。
わかりきったことであるのに、おれは鳴らない携帯を確認しては落胆した。
怖かった、ジェイに抱かれるのが。
抱かれる度にどんどんとラズとの記憶が、あの人との記憶が――薄れて行ってしまうようで。
ジェイは、週末の度におれを抱いた。
もちろん一筋縄じゃない。
おれを拘束して、いたぶり、たっぷりと焦らしてから犯した。
おれは段々とそれに慣れて行っている自分に嫌気が差していた。
プルオット時代を不幸だったなんて思ったことはこれまでなかった。
それを、初めて後悔し始めていた。
体が、どんどんとあの頃のおれに戻り始めていく。
疼きを堪えられなくなって来ていた。

「っは……ぁ、あ……ぃい……」

今日を凌げばもう明日の夜には、ジェイの仕置きがあるっていうのに、おれの体がそれをよしとしない。
もうじきにジェイが帰る。そんな中で、おれは自慰に耽っている。
目を閉ざした闇の向こうに、あの人の声とジェイの嗤った顔。
もうぐちゃぐちゃだった。何もかも、何もかもが。
おれは、混乱しながら扱く手を止められずに、どちらもをオーバーラップさせながら果てた。
掌に吐き出した白濁を見て、ため息とも荒い息とも知れない息を吐く。

「……おかしくなりそう」

言葉にしながら、既におかしいのだと思い直す。
一回ではもう当然のように足りない。
ジェイが気まぐれに買ってきたグッズをしまってあるダッシュボードから尿道プラグを取り出して、おれは続きを始めた。
自分でいざ触ってみると、躊躇がそのまま挙動に繋がって、うまくプラグを押し進めることができない。
……もう自分の手だけじゃ、満足な快楽を得るのも難しいのか。
そんな事実に感嘆の息が漏れる。
/39ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ