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パステルカラー・オレンジ
第2章 塾の人
今日は、朝の痴漢とか、いっぱい泣いたり、試験は緊張したし、なんか、疲れたなー・・・・





『次はー蜂三駅ー、蜂三駅です。出口は・・・』

レ「秋山さん、もうすぐ・・・はぁ。」


レ「立ったまま寝るなんて、どんだけなんですか。・・・・・・本当、・・・。」






レ「無防備で可愛い。」




大崎は両手でギュッと千尋を抱き締める。
自分によりかかる体重。
黒い髪を撫でてみる。クセがなくサラサラしていた。
鼻を摘まんでみる。
頬っぺたをふにふにしてみる。柔らかい。

ち「ふっ・・。いっ・・・れ?・・?・・・・あれ?」

大崎が頬から手を離すと、千尋は目を擦りながら上を向く。
どんな顔をしているかわからない大崎がこちらを向いていた。

レ「秋山さん、着きますよ。」

電車はすぐ停車し、扉があいた。

冬の夕暮れは真っ暗だった。
触れていた面積が、スーッと冷えて人肌の恋しさを身体がブルッと訴えた。

ち「ごめんなさい。なんか・・・眠かったのかな・・・・その・・・本当に、」

謝る言葉を選んでいる間に、頭をポンポンされた。



レ「駅まで迎えは来てくれるんですか?」


ち「えっ?・・・・あ、迎えは・・・うん!来てくれる!」


さすがにもう、迷惑はかけられない。

大崎は、千尋の顔をジーっと見たあと

レ「では、迎えがくるまで待ってますね。」


そういって、待ち合い室のベンチに座り本を読み始めた。


ち「えっ!そ!それは!こま」

レ「困りますか?どうして?」


ち「ぁ・・・・うぅ・・・・。」

言葉が呑み込まれなにも言えない。
千尋は大崎の横に座り、チラチラと横目で様子を伺った。


ち(怒ってるのかな・・・。どうしよう、迎えなんて来ないのに・・・何て言おう、素直に・・・・っ・・・・今更かなー・・・そうだ、やっぱり来れなくなったってことに!!!・・・・大崎君、きっと私が言わなかったらずっと待ってるつもりなんだろうな・・・・。その本面白いのかな?題名何って言うんだろう?・・・・その前髪で文字読めてるのかな?思えば眼鏡って近視かな?)
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