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パステルカラー・オレンジ
第2章 塾の人


レ「・・・はぁ・・・・。」


大崎のため息に、千尋はハッとした。
いつの間にか前のめりになり、大崎の顔をまじまじと見つめていたのだ。

ち(しまった!!これじゃ私、変人だ!)


なんで今日は、こんな変なことになっちゃうんだろう・・・大崎君の優しさに甘えて、私最低だ・・・。

落ち込んでどんよりする千尋。

レ「そんな顔されたら、なにも言えなくなるじゃないですか。」

大崎は、読んでいた本をしまうと千尋の頭をポンポンする。そして、立ち上がって千尋の前にくると腰をかがめた。


やさしく頭を撫でながら

レ「本当のこと言ったら、別に怒ったりしません。」

と、言ってくれた。


ち「あ・・・の・・・本当は迎え来なくて・・・・でも、そう言ったらもっと迷惑かけちゃう気がして・・・・言えなくって・・私のせいでずっと帰れなくなってるの知ってるし・・・・・・私、ここから家までなら歩き慣れてるから大丈夫かなって思って・・」


レ「大丈夫かな・・・・?」


大崎の声が、グッと低く呟くように耳をかすめた。

ゾクッと背中が震えた。こんな声、聞いたことない。

・・・・大崎君?・・・怒って・・・る・・の?


大崎の顔がゆっくり近づいてくる。
大きな左手が頭の後ろにまわり、右手が顎に添えられ、小さな唇を割る。


ち「えっ・・・と・・・・なんか顔・・近くて・・・その・・大崎君?・・・顔・・・ちか・・ぃ・・・。」
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