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パステルカラー・オレンジ
第2章 塾の人
目が泳ぐ、自分の手で大崎の肩を押し返しても、びくともしない。

焦って目元が潤む。
徐々に近くなる顔、もう距離がそんなにない。


ち「大崎君!・・大崎君?・・・・大・・・崎・・・君ごめ・・ん・・なさ・・・い・・・っ」

表情が見えないから余計怖かった。
どうやったら止めてくれるのかもわからず、押してもダメで、謝ってもダメで、顔なんて動かせないし、もう、もう、・・・もう、唇が触れちゃう・・・・。

千尋は、目をグッと閉じた。



レ「・・・怖いですか?」


鼻先がつく距離で止まった。

目を開くと、涙がポロポロこぼれ落ちて、制服のスカートにシミを作った。


ち「ぅ・・・っ・・・怖・・」

大崎は添えていた手を離すと、千尋の涙に触れた。


レ「秋山さん。男は力ずくで女性をどうにでも出来てしまうんです。帰り道、僕がいないで朝みたいなことがあってからでは、遅いんですよ?」


千尋の頭に、今朝の出来事が浮かび身体がビクッとした。

大崎は指先で涙を拭うと、背を向けて歩き出した。あわてて、大崎の制服を引っ張る。

ち「まっ・・・・おいてかないで・・・。」


声が震える。
帰り道が怖い。
大崎君に嫌われたくない。

長いため息が聞こえたあと、大崎は急に振り返って千尋をぎゅーっと抱き締めた。


レ「まったく、大人しく僕に守られていれば良いんです。そしたら、絶対守り抜いてあげますから。良いですか?わかったら、返事、してください。」
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