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第4章 出合い

川上 凛太郎（かわかみ りんたろう）15歳（♂）は、サラッとした黒髪で175cmのサッカー好きの青年だ。倍率の高いこの高校には、サッカーのスポーツ推薦で普通科に入学した。
千尋は彼のことを、りんちゃんと呼び慕っている。


凛「ち、千尋！声が大きい！！それに、りんちゃんって呼ぶなって！」

ち「う・・・だってぇ・・・・。」

凛「隣のクラスになったから、顔を見に来たんだ！・・・・にしても、そうか千尋は高校から一人ぐ・・・・」


ち「あっ！わーあーあー！りんちゃんストップ！！」

凛「う・・・るさ。」

いきなりわめき声をあげ、凛太郎は耳をふさいだ。

凛「なんだよ、俺は羨ましいけどな。一人暮・・・」


ち「やー！もう！りんちゃん廊下行こう！そうしよう！」

千尋は席を立つと、凛太郎の背中を押して廊下に出た。


しばらく廊下では、千尋と凛太郎の笑い声が聞こえ、大崎はため息を吐くと机に顔を伏せた。

レ（・・・・・。秋山さんと、同じクラスになれただけ、良い。）

そう思うことにした。


時期にチャイムが鳴り、教室は静かになった。