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パステルカラー・オレンジ
第5章 先輩
龍矢は、千尋の唇にグッと舌を押し込んでくる。

ち「んんっ?!んっ・・んん!」



ち(いやっ!こんなの知らない!やめて!気持ち悪い!)


千尋の頭の中は、もう訳がわからなかった。
大粒の涙が、止めどなく溢れ出てくる。


大きな影が、龍矢の後ろを通った時、千尋の心臓が大きくドクリと跳ねた。



ち(う・・・・そ・・・・・っ・・・。)



ち「んっぁ!せんぱっ!ハァっ!やっんんっ!」


腕に力を込めて頑張って押し返す。

ち(違うの・・・違う!お願い行かないで!助けて!!)


千尋が力を込めるたびに、龍矢も腕に力を込めた。



どのくらい経っただろうか。
しばらくして、抵抗することをやめて、千尋が大人しくなったのを確認すると、ようやく龍矢は千尋を開放した。


千尋の肩が、上下に上がり、苦しそうに息を吸い込む。
龍矢はクスクスと楽しそうに笑うと、千尋の頭をクシャッとなでた。


龍「本当、千尋ちゃんにして良かった!」


言い返したい言葉は沢山あった。
でも、それ以上に胸が辛くて、泣くことしかできなかった。


あのまま、足を一度も止めることなく千尋の前から去ってしまった大崎を思い出して、千尋はただただ、涙を流した。


手の甲でゴシゴシ唇をこすり、龍矢の前から千尋はよろめき去った。
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