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パステルカラー・オレンジ
第6章 後悔
トイレの洗面台で千尋は何度も口をゆすいだ。

水の冷たさと、擦った勢いで千尋の唇が赤く腫れ上がっている。
鏡に映った姿を見て、千尋は何もかも消えてなくなれと顔をジャバジャバ洗う。



ち(龍矢先輩なんて、だいっだいだいだい、大ッ嫌い!!あんな、無理やり。脅迫みたいに、そもそもあの日だって半ば強引だったくせに・・・・。)


大崎の通りすぎる姿を思いだし、再び涙が溢れてくる。


ち(大崎君・・・・なんで・・・。)



なんで・・・?
千尋には、十分理由がわかっていた。
自分のまいた種だ。
だから余計に苦しいのだ。


でも、時間が巻き戻ったとしても千尋は再び同じ選択をするだろう。

大崎を避け、彼のちからは借りない。
でも、いくら強がったって千尋は弱い弱い、女の子だ。



トイレを出て、9組の教室に足を運ぶ。

教室には大崎が一人残って、窓の外を眺めていた。
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