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パステルカラー・オレンジ
第8章 白煙の中で
千尋は、キョトンとして首をすこしかしげた。

レ「それとも僕が、全く心配もしない薄情なやつだと思ってましたか??数ヶ月の間連絡もこなくて、久しぶりにあえたと思ったら、挨拶もなく避けられる。」


その話を聞いて、千尋はアッと小さく反応した。


レ「てっきり秋山さんに、好きな人ができたのだと思いました。図書室の廊下で、先輩とキスして居るのを見てお付き合いしているのだと。迷惑・かかわるなっと言ったのも、先輩がいるからだと思ったんです。」


ち「ち・・ちがう、あれは先輩が無理やりっ!」


レ「へぇ・・・無理やり?あれだけ人が、男には気をつけろって忠告をしたのに?」


ち「う・・・!大崎君これ、解いて!!」


千尋は、手首を捻って見るが解ける気配がない。



レ「先輩とのキスは、気持よかったですか?」


ち「なんでよ!気持ちいいわけないじゃん!!すごくすっごく、死ぬほど嫌だったんだから!!」

叫ぶように千尋がいうと、大崎の口元が笑った。


ち「なにが・・・おかしいの・・。」


レ「初日は楽しそうに、下校していたのに?」


ち「み・・見てたの?!」


レ「たまたま、下校中の二人が見えただけです。」


ち「私はちゃんと断ったのに、強引っていうか無理やり先輩が・・・。」

レ「強引で無理やりが好きですか・・・。」



ち「違う!なんでそうなるの!」


大崎は、不意に立ち上がると引き出しから白いお香を取り出し、枕元にあったお香立てに、お香をさした。


レ「試してみたいので、使ってみましょうか。インドである種有名なお香だそうです。・・・お香は嫌いですか?」


千尋は首を横に振ると、大崎はそれを確認してマッチで火をつける。
白い煙が立ち始め、白桃のような甘い匂いが鼻をかすめていく。

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