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パステルカラー・オレンジ
第8章 白煙の中で
千尋は鼻をクンクンさせると、のんきにいい匂いと言って喜んだ。
分厚いカーテンを閉めると、部屋は薄暗くなった。
再び千尋の前に戻ると、フッと笑って大崎は続けた。


レ「僕は、秋山さんが先輩や、川上君と一緒にいるのが嫌でした。秋山さんは、僕が森永さんと一緒にいて嫉妬しましたか?」


ち「・・・そ・・れは・・っ・・。」


千尋は唇を噛んで、顔をそむけた。


レ「なら、そろそろ本題にかかりましょうか。」


大崎が、千尋の髪に触れた。ヘアピンを避けて、サラサラと髪の毛が流れる。


レ「秋山さんには好きな人がいますか?」


ち「へっ・・・!?す・・・!?」



大崎の口元が、フッと笑う。


レ「好きな人は居ないんですか?」


ち「いるにはいるけど・・・。」



レ「先輩ですか?」


ち「ありえないです!」


レ「ああー、じゃあ、川上君だ。」


ち「違う。」


レ「ふーん。」


ち「お・・大崎君は、なんで顔を前髪で隠してるの?・・・その・・・・・・格好良いのに・・・。」


しばらく、沈黙が続き見つめ合うように二人はお互いを見ていた。

レ「嫌ですか?」


ち「え・・・わ・・かんないけど・・嫌っていうか・・気になるっていうか・・。」


レ「気になる?どうして?」



ち「え?!・・・どうしてって・・隠されてたら見たくなる感じ・・?」


千尋は両手が不自由な状態で、大崎の前髪に触れた。


レ「そうですか。なら、今は前髪を上げておきましょうか。」

大崎は右手で、前髪をかきあげると千尋の髪に刺さっていたヘアピンを抜いて、前髪を留めた。

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