この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
パステルカラー・オレンジ
第8章 白煙の中で
桃の香りが部屋に充満し、千尋の頭はだんだんフワフワしてきて、気持ちよくなってきていた。
目元が、トロンとして目の前に居る大崎に身体を預けるように寄り掛かかってしまう。

ち「・・・ふっ・・・ぅ・・・。」


レ「ああ、そろそろ効いてきましたね。女性を気持よくさせる香りらしいです。僕には甘いだけで、よくわからないんですけどね。」

大崎は千尋を抱きとめると、よしよしっと背中をなでてやる。


ち「・・・・ハァ・・・おおさきくん・・・。」


レ「んー?なんですか?」


千尋は大崎の胸に顔をうずめて、頬をすり寄せた。


レ「フッ・・・猫みたいですね。」


ち「大崎君の匂い・・好き。」


大崎の手が、千尋の肩を押すとベッドにトサッと千尋は倒れた。


千尋の上に大崎が身体を重ねると、大崎の顔が見える。



ち(やっぱり、格好良いな・・・。)


ち「ふふっ・・・。」


嬉しそうに、千尋が笑う。


レ「幸せそうですね。でも、秋山さん。僕はすごく、傷ついたんです。だから、簡単に許したくありません。」



大崎の黒い瞳が千尋をジッと見つめ離さない。

ち「え・・そんな・・・大崎君ごめ・・・っ・・・。」


そう言って千尋の身体をギューッと抱きしめる。
小さな身体は、すっぽりと抱きすくめられてしまう。

/72ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ