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パステルカラー・オレンジ
第9章 夢からの伝言
--------------・・・


千尋が目を覚ます。

だけど、身体がダルくて瞬きしかできなかった。


もう一度眠って、また覚めたら・・・そう思って、布団に身体を埋めようとした時。


ち(・・・・えっ?)


思わず、薄暗い部屋の中で自分の体を触ると、服を身にまとっていなかった。


ガバっと身体を起こすと自分の部屋ではない。


ち(そうだった、大崎君と口論してそのまま・・・・・・・・・・・。)



そのまま、の後が続かない。
確か寝てしまった?私・・好きとか言って・・・あれ?夢だっけ?お香を焚いて、匂いが良い匂いで、お説教すこしされて・・・・でも、この状況はまさか、抱かれてしまった?そして肝心の本人は?


あたりを見渡すがどこにもいる気配がない。


千尋は、ベッドから降り、シーツを引っ張って身体に巻くと、自分の服を探した。

しかし、その周辺を探しても千尋の服は出てこなかった。



テーブルや、机まわりを見てみた。
机の保護シートの下に、千尋が書いた『早く元気になってね』っと書いた紙が切り取られ挟まっていた。

ち(・・・大事に取っといてくれてたんだ!)

嬉しくなって、ふふっと笑うも、再び服を探す。
引き出しの中を開けたがなにもない。
クローゼットを開けても、千尋の服一式は出てこない。


部屋を一周している時、ラックの上にあった写真立てが倒れていたので、千尋はそれを手にとった。


でもそれは、千尋にとっては忘れていた。
その写真の持ち主にとっては、忘れることのできない想いでの写真だった。


小さな女の子が二人、ピースしている。
懐かしい写真だった。

ち(・・・わたし・・・だよね?)
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