この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
パートタイマーの淫乱人妻・美香~主婦の仮面を脱ぐ午後
第7章 熟れた体~遊びのつもりよ
「でも、場違いじゃないかしら。痛々しいおばさんって思われない?」
「ううん。誰も美香さんの年齢なんて気にしてないし、気にされたってどうでもいいじゃない。私たち、今夜はただの『ちょっと綺麗な服を着た、夜遊びにきた女の人たち』になればいいの」
朱音の瞳は澄んでいて、そこに映る私はずいぶんと真面目くさった顔をしていた。守るべき日常があるのは幸せなことだ。でも、その日常を明日も愛し続けるために、今夜だけ、ほんの少しの脱線が必要なのかもしれない。
貞操観念は、しっかり持っているつもりだった。結婚指輪は今日も指に嵌まっているし、夫の顔を思い浮かべれば、胸の奥で小さなブレーキが確実に作動する。けれど、遊び好きな性格が、ときどきそのブレーキを緩めてしまう。長いセックスレスが、その遊び心に油を注いでいた。
「……行ってみるか」
そう答えた自分に、少し驚いた。朱音が嬉しそうに手を叩いた。
「やった! じゃあ、今週の土曜日、梅田で。〇〇ってとこ、評判いいらしいよ。女性無料だし、無理強い禁止って書いてあるし」
私は小さく首を傾げた。
「評判がいいかどうかは、行ってみないとわからないわ。写真が美味しそうでも、実際に食べてみたら違うこともあるしね。でも、今日の私は、味見してみたくなったみたい」
朱音は満足そうに笑った。外はいつの間にか群青色の夜に変わっていて、店舗をオレンジ色に滲ませるように外灯は灯り始めていた。少しだけ早くなった心臓の鼓動を、私は胸の底で静かに感じていた。
朱音と別れた後、私は家のリビングで一人、スマートフォンの画面をぼんやりと見つめていた。夜の静けさの中で、シンクの水滴が落ちる音だけが小さく響いていた。
相席バー
昼間に朱音から投げかけられたその言葉は、まるで夕立のあとの水たまりに落ちた油のように、私の心の中で不自然に光り、消えずに残っていた。
「ううん。誰も美香さんの年齢なんて気にしてないし、気にされたってどうでもいいじゃない。私たち、今夜はただの『ちょっと綺麗な服を着た、夜遊びにきた女の人たち』になればいいの」
朱音の瞳は澄んでいて、そこに映る私はずいぶんと真面目くさった顔をしていた。守るべき日常があるのは幸せなことだ。でも、その日常を明日も愛し続けるために、今夜だけ、ほんの少しの脱線が必要なのかもしれない。
貞操観念は、しっかり持っているつもりだった。結婚指輪は今日も指に嵌まっているし、夫の顔を思い浮かべれば、胸の奥で小さなブレーキが確実に作動する。けれど、遊び好きな性格が、ときどきそのブレーキを緩めてしまう。長いセックスレスが、その遊び心に油を注いでいた。
「……行ってみるか」
そう答えた自分に、少し驚いた。朱音が嬉しそうに手を叩いた。
「やった! じゃあ、今週の土曜日、梅田で。〇〇ってとこ、評判いいらしいよ。女性無料だし、無理強い禁止って書いてあるし」
私は小さく首を傾げた。
「評判がいいかどうかは、行ってみないとわからないわ。写真が美味しそうでも、実際に食べてみたら違うこともあるしね。でも、今日の私は、味見してみたくなったみたい」
朱音は満足そうに笑った。外はいつの間にか群青色の夜に変わっていて、店舗をオレンジ色に滲ませるように外灯は灯り始めていた。少しだけ早くなった心臓の鼓動を、私は胸の底で静かに感じていた。
朱音と別れた後、私は家のリビングで一人、スマートフォンの画面をぼんやりと見つめていた。夜の静けさの中で、シンクの水滴が落ちる音だけが小さく響いていた。
相席バー
昼間に朱音から投げかけられたその言葉は、まるで夕立のあとの水たまりに落ちた油のように、私の心の中で不自然に光り、消えずに残っていた。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


