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国選種付人物語−種付される人妻たち
第3章 舞風さんと種付人
ついに、その日がやって来た。

僕は有給休暇を取って、自宅でその時を待っていた。

今日の重大なイベントに、夫として最初から最後まで同席するためだ。

舞風とは、物心つく前からの幼馴染みだった。

おっとりしていて、どこか鈍臭いところがある舞風は、昔から近所の男の子によくからかわれたり、泣かされたりしていた。

そんな彼女を「僕が守らなきゃ」としゃしゃり出ていくのが、いつしか僕の役目になっていた。

​そんな日々を重ねるうちに、僕の心には自然と彼女への恋心が芽生えていった。

高校生になって、意を決して告白。

舞風は一瞬ぽかんと驚いた後、顔を真っ赤にして嬉しそうにはにかんでくれた。

あの瞬間のことは、今でも宝物のように覚えている。

大学は別々になって周囲から心配もされたけれど、僕たちの関係が揺らぐことは一度もなかった。

交際は本当に順調で、お互い25歳になった節目に、家族や友人に温かく祝福されて結婚した。

それから2年。

「早く、二人の子供に会いたいね」と、新婚生活の中でごく自然に子作りに励んできた,

けれど、舞風のお腹に新しい命が宿ることはなかった。

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