この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
国選種付人物語−種付される人妻たち
第3章 舞風さんと種付人
こんなことなら、舞風に何を言われようと意地を張って『観察』の権利を行使すればよかった。
今さら猛烈な後悔が押し寄せてくる。
待てよ。渡辺はさっき確かに言っていた。
『観察』は夫の権利で、妻が反対しても行使できる、と。
それなら、今から方針を転換して、あの引き戸を開けて部屋に入ったとしても、制度上は何の問題もないのではないか。
いや、ダメだ。
僕はさっき、舞風を信じると決めてこの部屋を出てきたんだ。
「隣にいるからね」と彼女を安心させたばかりじゃないか。
今さらそれを覆して部屋を覗き込むなんて、夫としてのプライドが許さない。
行くべきか、留まるべきか。
頭の中で激しい葛藤が渦巻く。
でも、中からはやっぱり何も聞こえない。
いくらなんでも、静かすぎる。
やっぱりおかしい。
何か不測の事態が起きたに違いないんだ。
それだけは、夫として確認しなければならない。
決して舞風を疑っているわけじゃない。
二人の身に何も問題がないか、それだけを確認するだけだ。
僕は自分にそう言い訳を用意し、ソファから立ち上がった。
それから、客間に続く引き戸の前に立ち、息を殺して耳を近づける。
今さら猛烈な後悔が押し寄せてくる。
待てよ。渡辺はさっき確かに言っていた。
『観察』は夫の権利で、妻が反対しても行使できる、と。
それなら、今から方針を転換して、あの引き戸を開けて部屋に入ったとしても、制度上は何の問題もないのではないか。
いや、ダメだ。
僕はさっき、舞風を信じると決めてこの部屋を出てきたんだ。
「隣にいるからね」と彼女を安心させたばかりじゃないか。
今さらそれを覆して部屋を覗き込むなんて、夫としてのプライドが許さない。
行くべきか、留まるべきか。
頭の中で激しい葛藤が渦巻く。
でも、中からはやっぱり何も聞こえない。
いくらなんでも、静かすぎる。
やっぱりおかしい。
何か不測の事態が起きたに違いないんだ。
それだけは、夫として確認しなければならない。
決して舞風を疑っているわけじゃない。
二人の身に何も問題がないか、それだけを確認するだけだ。
僕は自分にそう言い訳を用意し、ソファから立ち上がった。
それから、客間に続く引き戸の前に立ち、息を殺して耳を近づける。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


