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国選種付人物語−種付される人妻たち
第3章 舞風さんと種付人
感情の乗らないその声が、逆にこれから行われる行為の歪さと生々しさを際立たせる。

渡辺は、自分の指先を舐めると、その手を舞風の股間へと伸ばしていった。

​「あっ……」

​舞風の声が漏れる。

引き戸を開けているせいで、今度は遮るものなくはっきりと聞こえた。

渡辺の身体の陰になり手元は見えないが、彼が舞風の秘部を弄っているのは明白だった。

​「奥さん、大分濡れてきてはいますが、まだ十分ではありませんね」

​渡辺は呼吸ひとつ乱さずに続ける。

​「あっ……」

「あぁ……っ」

​その淡々とした声とは対照的に、舞風は渡辺の指の動きに翻弄され、何度も細い声を漏らしている。

​仰向けになった舞風の、白く華奢な片手が視界に入った。

その指先は快感と戸惑いに耐えるようにシーツを握り締めている。

押し広げられた両脚の膝が、渡辺の指が蠢くたびにゆらゆらと左右に揺れていた。

​僕は、その光景から目を逸らすことができなかった。

舞風の細く控えめな声。

きっと、恥じらい、リビングにいる僕に聞こえないよう必死に堪えているのだろう。

​でも、渡辺の愛撫は執拗だった。

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