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国選種付人物語−種付される人妻たち
第3章 舞風さんと種付人
僕との未熟な性体験しか知らない舞風は、ひとたまりもなかった。

「ああっ……! あぁぁぁぁぁっ……!!」

​それは悲鳴ではなかった。

どこまでも甘く、艶っぽさを帯びた嬌声だった。

舞風のこんな声、僕はこれまでの人生で一度も聞いたことがなかった。

​舞風はイッたのだ。

今まで、僕がどんなに頑張っても、一度だって舞風をイかせてあげられなかったのに。

それなのに、渡辺は、初対面なのに、ほんの数分の前戯だけで、舞風を絶頂へ導いてしまった。

貧相で冴えない中年男だと思っていたのに、男としての圧倒的な格の違いを見せつけられた思いだった。

それにしても、舞風がイク瞬間、一体どんな顔をしていたのだろう……。

激しい快感に襲われた瞬間、彼女の両足が宙へと浮き上がり、つま先の10本の指がギュッと内側に丸まった。

その肉体的な反応が、僕の脳裏に生々しく焼き付いて離れなかった。

思考力が低下した脳で、そんなことをぼんやりと考えているときだった。  

不意に、渡辺から声を掛けられた。

​「ご主人様、そんなところで見ていないで、中に入ったらいかがですか?」

​「えっ!?」

「あっ……!」

​渡辺の呼びかけに、僕と舞風のふたりの声が同時に重なった。

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