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国選種付人物語−種付される人妻たち
第3章 舞風さんと種付人
……
……
……

「……くん」

​「…誠司くん…」 

​「誠司くん…」

​耳元で聞こえる柔らかな舞風ちゃんの声に、僕はゆっくりと意識を取り戻した。

​「えっ!?」

​「あれ? 舞風ちゃん……」

​目を開けると、すぐ目の前に舞風ちゃんの穏やかな笑顔があった。

僕はいつの間にか、リビングのソファで寝てしまったようだ。

「もうっ! 誠司君たら、ずっと寝てるんだから」

​「えっ……?」

​ふと目をやった窓の外は、すっかり薄暗くなっていた。

もう夕方だ。

激しい精神的な疲労とショックに耐えかねて、僕はソファで眠り込んでしまっていたようだ。

​――そんなことより、舞風ちゃんは!?

「舞風ちゃん! 舞風ちゃんこそ、大丈夫なの!?」

​「私? 私は大丈夫だよ」

​クスクスと微笑みながら答える彼女は、いつものおっとりとした優しい口調だった。

髪も整えられ、いつもの部屋着を身に着けている。

​僕は弾かれたように起き上がると、客間の引き戸を勢いよく開け放った。

​整然とした和室が広がっていた。

布団は綺麗に押入れへと片付けられ、まるで最初から何もなかったかのように静まり返っている。

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