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国選種付人物語−種付される人妻たち
第2章 友紀子さんと種付人
「おじゃましま〜す♪」
その時、能天気な声と共に、カオルがリビングへ入ってきた。
その小馬鹿にしたような声音が、またしても友紀子の神経を逆撫でする。
しかし、どれほど抗おうとも、この義務から逃れる術はない。
これまでのキャリアとライフスタイルを守るためには、今ここで耐えるしかなかった。
それならば、屈辱の時間は1秒でも早く終わらせるべきだと友紀子は判断した。
彼女はカオルを冷たく睨みつけ、突き放すような事務的トーンで言い放った。
「時間を無駄にしたくないから、さっさと始めて」
「そんなこと言ってもねぇ〜。やっぱりこういうのって、お互いの気分の盛り上がりっていうのも必要だと思うんですけどね〜」
カオルは生意気な口調で肩をすくめる。
目の前の大人の女性を焦らし、翻弄することを楽しんでいるのは明らかだった。
「アンタ、国に選ばれた種付人でしょ。プロなんでしょ。そんな気分の盛り上がりなんて必要ないわ。さっさと始めなさいよ」
友紀子も一歩も引かずに鋭い言葉を投げ返し、主導権を取り戻そうとする。
しかし、その必死な抵抗こそが、カオルの歪んだサディズムをさらに刺激していることに、まだ気づいていなかった。

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