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真夏の熟果-裂けて堕ちたザクロの緋い実
第5章 まさかの

「入れるよ」


男性の声が聞こえた。


「んんぁあああ!」


女性の喘ぐ声が聞こえた。

挿入された感じ。


「どう?」


男性の声。それ訊く?とは思ったけど、


「うん、やっとできたね」


女性の声が聞こえた。

やっと?もしかして、初めて?

でも、初めてで、こんなところでする?

それとも、久しぶり?


たぶん、三人とも状況は、

その声だけでわかっていたと思う。

先に行った二人がどんな光景を見たのかは

遅れて着いた私にはわからなかったけど、


「え?なに?来ないで!」


悲鳴のような女性の声。そして、


「なんだ!おま…」


という声と

ドンッと音と同時に、


「オラぁあ!」


と、叫ぶ櫻井翔太か鈴木壮太の声。


「うりゃぁ!」


と、叫ぶ櫻井翔太か鈴木壮太の声。


私がスロープを登り切って、展望台を見ると、

お腹を押さえて転げまわるあの男性。

その顔を蹴る櫻井翔太…。

逃げようとする女性の腹に

肘を入れた鈴木壮太の姿。


あっという間に、

展望台の上は静かになった。
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