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真夏の熟果-裂けて堕ちたザクロの緋い実
第3章 初めての
二人に凭れ掛かるようにしていた私。


「奥さん、イったみたいだぜ」


と、櫻井と名乗った男が言うと、


「みたいだな」


と、鈴木と名乗った男が答えた。

実際、力が抜けていた。

こんな経験は人生で初めてでした。



肩で息をする私に、


「気持ち良かった?」


と、尋ねる櫻井と名乗った男。

実際、気持ちいいという次元を超えていた。

でも、それを言語化するのは恥ずかしかった。

だから、頷いた。

満足そうに微笑む櫻井と名乗った男。


「それはよかった。今度は俺達が気持ち良くなる番だ」


鈴木と名乗った男が私の顔を見て嗤った。


「そうだな」


櫻井と名乗った男も嗤った。


「さあ、奥さん。ギャングバングだ」


と、鈴木と名乗った男が言うと、


「スリーサム、スリーサム」


と、櫻井と名乗った男が被せるように言って嗤った。

ギャングバング?初めて聞く英単語でした。

Gangbangというスペルはなんとなく想像がつきましたが、

そんな英単語を私は習った記憶がありませんでした。

また、スリーサムという英単語は、

確か、三人組か、三重奏。

それは、まだ、意味が分かりました。

この二人と私を合わせて三人組ということ。

要するにTrioに近い言葉。

単語の意味が正確に理解できていない私に、


「スリーサムって意味がわかる?」


櫻井と名乗った男が話しかけてきた。


「三人組でしょ」


乱れた息のまま、答えた。


「そうさ。俺達、三人組。仲良くやろうぜ!」


櫻井と名乗った男が嗤った。

仲良く…。

鈴木と名乗った男が、


「ギャングバングって意味わかる?」


と、ニヤッと笑いながら訊いた。

ギャングは、英単語の意味では、仲間とか組織。

イメージとしては犯罪組織。

バングは、叩く、撃つ。そんな意味だと覚えていました。
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