この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Dilemma
第1章 【あざとい後輩】
メッセージもない
社内ではいつもの態度だけど無理してる感はある
私がそうさせている
「成瀬さん、昨日は本当にありがとうございました」
朝一で言われたのはワインで助けた子
ぱっちりお目々の笑うと可愛らしい女の子
「全然大丈夫、ちゃんとお家帰れた?」
「はい、でも成瀬さんの方が大丈夫そうじゃなかったんですけど…」
ピンときて、その子と誰も居ない場所に移動
「私、ヤバかった?」
「やっぱり覚えてないんですね、部長と飲まれててお店出るまでは普通だったんですけど、皆さんが捌けてく時くらいにお酒回ってきたみたいで…その、私がお声がけしたら」
急に新人ちゃんが顔を赤らめるので“?”となった
話によると、私は終始ご機嫌だったようで
その子に壁ドンするわ、顎クイするわ、
「可愛い」と言ってキスされそうになったと…
まるで覚えてなく、穴があれば入りたい状態
手を合わせて謝罪する
「いえ、未遂で終わってます、間一髪で神倉さんが助けてくださって送ってくださってましたよ?」
「うん、あまり覚えてなくてごめん」
「いえ、本当に助かりました、私にとってはヒーローみたいで格好良かったです」
そう言われて頭ポンポンするしかない
こういうところがよく人たらしって言われるけども
「いや、助けて自分がお酒に呑まれてるんじゃヒーローじゃないでしょ」
「え〜そうですかぁ?格好良かったなぁ〜」
しかも襲い掛かってるんだからアウトだよ
で、その後、その後輩と…?
最悪だな、私……禁酒するか?
打ち合わせも終わり、会議室で2人きり
タイミング的に今しかない、と
意を決して「神倉くん」と話しかけた
何でそんな驚いたような顔…?身構えてる?
「昨日の事なんだけど…」
「…はい」
「先に帰ってごめん、ちょっと取り乱した」
「…後悔してますか?」
「その、あまり覚えてなくて、ごめんなさい」

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


