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『帰り花の夜に』~義母の静謐なる背徳
第2章 義息~超えてはいけない境界線(1)
観念したように小さく息を吐き出しながらも、腰をわずかに浮かせた彼は、抗えない欲望を込めて呟いた。
「……続けてくれ」
「お口だけで満足できるの?」
そう囁きながら、私は着ていたスウェットのファスナーを胸元まで引き下げた。裂け目から覗く黒いレースと、露わになった柔らかな谷間。昨夜の自慰の余韻が下腹の奥に燻り、本当は夫の太い指で奥深くを掻き乱してほしいという疼きが疼いていた。
「まだ駄目だ。本番は、葉月たちが戻ってきてからだって言ったろ」
その言葉が、熱を帯びた頭をすっと冷静な場所へと引き戻す。私は淫らな期待を呑み込み、再び熱い口腔で脈打つ肉茎を包み込んだ。舌先を這わせ、深く、リズミカルに締めつけると、やがて男の腰が小さく跳ね、熱い迸りが私の口の奥へと放たれた。
******
午後を迎え、私たちは郊外のイオンモールに行った。途中、行きかう車は多く、至るところで渋滞が発生していた。さすがにモールの中も師走の賑わいで、沢山の人でごった返していた。
「映画でも見ようか?」と葉月は言ったが、パパの顔には特に変化もなく、私も特に見たい映画もなかったので、「映画はいいわ」、と娘のリクエストをやんわりと断った。
昼食はフードコートのマクドナルドで軽く済まし、それぞれが欲しい物を購入し、そして映画のDVDを借りてから家路に着いた。その日もあっという間に時間が過ぎていった。紅白歌合戦、そしてテレビから流れる行く年くる年の除夜の鐘を聞きながら、皆でクラッカー片手に恒例のカウントダウンをする。
「3、2、1、ゼロ。ハッピニューイヤー」
クラッカーの破裂音がリビングに響き渡った。
深夜一時を過ぎると、パパも長男も二階寝室へ入っていった。私は長女たちとリビングでレンタル映画を少しだけ見ることにしたが、さすがに眠くなってきたので、映画の序盤で早々と切り上げることにした。
「じゃあ、私たち、二階に上がるね」
「お風呂入ってないでしょ。さっき、追い焚きしておいたから、お風呂入って寝たら」
「わかった。後で入るわ。じゃあ、ママ、おやすみ」
葉月の納得した顔を見てから、(このまま寝よう)と今日もソファーに横になり、「寝落ち三秒」の私はすぐに眠りに落ちた。
「……続けてくれ」
「お口だけで満足できるの?」
そう囁きながら、私は着ていたスウェットのファスナーを胸元まで引き下げた。裂け目から覗く黒いレースと、露わになった柔らかな谷間。昨夜の自慰の余韻が下腹の奥に燻り、本当は夫の太い指で奥深くを掻き乱してほしいという疼きが疼いていた。
「まだ駄目だ。本番は、葉月たちが戻ってきてからだって言ったろ」
その言葉が、熱を帯びた頭をすっと冷静な場所へと引き戻す。私は淫らな期待を呑み込み、再び熱い口腔で脈打つ肉茎を包み込んだ。舌先を這わせ、深く、リズミカルに締めつけると、やがて男の腰が小さく跳ね、熱い迸りが私の口の奥へと放たれた。
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午後を迎え、私たちは郊外のイオンモールに行った。途中、行きかう車は多く、至るところで渋滞が発生していた。さすがにモールの中も師走の賑わいで、沢山の人でごった返していた。
「映画でも見ようか?」と葉月は言ったが、パパの顔には特に変化もなく、私も特に見たい映画もなかったので、「映画はいいわ」、と娘のリクエストをやんわりと断った。
昼食はフードコートのマクドナルドで軽く済まし、それぞれが欲しい物を購入し、そして映画のDVDを借りてから家路に着いた。その日もあっという間に時間が過ぎていった。紅白歌合戦、そしてテレビから流れる行く年くる年の除夜の鐘を聞きながら、皆でクラッカー片手に恒例のカウントダウンをする。
「3、2、1、ゼロ。ハッピニューイヤー」
クラッカーの破裂音がリビングに響き渡った。
深夜一時を過ぎると、パパも長男も二階寝室へ入っていった。私は長女たちとリビングでレンタル映画を少しだけ見ることにしたが、さすがに眠くなってきたので、映画の序盤で早々と切り上げることにした。
「じゃあ、私たち、二階に上がるね」
「お風呂入ってないでしょ。さっき、追い焚きしておいたから、お風呂入って寝たら」
「わかった。後で入るわ。じゃあ、ママ、おやすみ」
葉月の納得した顔を見てから、(このまま寝よう)と今日もソファーに横になり、「寝落ち三秒」の私はすぐに眠りに落ちた。

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