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彼と私の10コの差
第1章 彼と私の10コの差
いつの間にか名前で呼んでるし。
でもそんな些細な変化が素直に嬉しい。
私ってば相当単純だと思う。
下半身もその声に反応したように濡れてきていて、私は彼の体に足を擦り付けていた。

「それ、エロいっすね。我慢できないって教えてくれてるんですか?」

「だって、そこばっかり弄るからっ」

「だっておっぱい好きなんですもん」

笑いながら伊藤くんはジーンズ越しに下半身を私に押し付けてきた。
布で隔てられながらも膣内に甘く響く快感に思わず目を閉じる。

「ね、もう、挿れて?」

「俺まだおっぱいしか触ってないっすよ?」

そう戸惑いを見せながらも彼は私のジーンズと下着を脱がせた。
広げられた太ももの中心に光る茂みに、彼の喉が鳴る。

恥ずかしかったけど仕方ない。
おっぱいしか触られていなくても、私の体は十分に準備ができてしまっていた。
経験のせいなのか、それともそういう体になってしまっているからなのか。
それは私にも分からないけど、今はすぐにでも挿れてほしい。

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