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彼と私の10コの差
第1章 彼と私の10コの差
ってことはあれか。
話があるっていうのは田中さんとの恋路を応援してほしい、とそういうことか。
まあねー、ちょっと仕事に対する意識は低いけどまだ二十歳だもんなー。
ぴちぴちだもんなぁ。
そりゃお肌の張りも違うよなー。
「ねー、山本さん。聞いてますぅ?」
ぽってりとした唇をつきだす田中さん。
ピンクのグロスが艶やかに光る。
うん。
男の子は好きそう。
何だ。
期待して損した。
いや、私はそもそも期待なんかしてないし。
ってか期待なんかするはずないじゃん。
10才も年上なんだよ?
恋愛感情が向こうにあるなんて思う方がおかしいでしょ。
自分で自分にそう言い訳した。
だけどすればするほど惨めな自分に悲しくなる。
話があるっていうのは田中さんとの恋路を応援してほしい、とそういうことか。
まあねー、ちょっと仕事に対する意識は低いけどまだ二十歳だもんなー。
ぴちぴちだもんなぁ。
そりゃお肌の張りも違うよなー。
「ねー、山本さん。聞いてますぅ?」
ぽってりとした唇をつきだす田中さん。
ピンクのグロスが艶やかに光る。
うん。
男の子は好きそう。
何だ。
期待して損した。
いや、私はそもそも期待なんかしてないし。
ってか期待なんかするはずないじゃん。
10才も年上なんだよ?
恋愛感情が向こうにあるなんて思う方がおかしいでしょ。
自分で自分にそう言い訳した。
だけどすればするほど惨めな自分に悲しくなる。