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白衣を脱いだら~熟れた蜜の囁き
第3章 出会い(3)
美香の声は、音楽の合間に溶け込むように低かった。
昭吾は指をわずかに深く沈めた。ナイロンの薄い膜が割れ目の形に沿って張り詰め、熱い粘膜の柔らかさと、すでに溢れ始めている湿り気を、はっきりと伝えてくる。指の腹で、ゆっくりと円を描くように動かすと、美香の腿が微かに震え、甘い吐息がまたひとつ漏れた。
「んっ……そこ……少し、強く……」
美香は初めて、小さな声で要求した。
昭吾は言われた通りに、指の腹に力を込めた。ナイロン越しのクリトリス辺りに優しく、しかし確実に圧を加えた。
美香の身体が、びくりと大きく波打った。ハンドルを握る指が白くなり、脚の付け根の筋肉が、痙攣するように収縮する。愛液の湿りが濃く、そして熱くナイロンの内側を伝ってきた。
車内には、ケニー・Gのサックスの甘い余韻と、美香の細く長い吐息だけが流れていた。
昭吾は指を動かしたまま、美香の横顔を見つめた。年齢を重ねた女の、落ち着いた色気。経験に裏打ちされた余裕と、それでも抑えきれない身体の反応が、静かに交錯している。その姿が、昭吾の内側の欲望を、ゆっくりと、しかし確実に熱くしていった。
美香は目を閉じ、吐息を整えながら低く言った。
「続きは……次の場所で。そこで、ゆっくり、舐めてほしいの。パンストを舌で溶かすようにして……」
サックスの旋律が、ひとつのフレーズを終え、次のフレーズへと静かに移っていく。男の指は女の濡れたクレバスのなかに沈んだままだった。ナイロン越しに感じるぬめりと熱が、指先から男の腕を伝って、胸の奥まで染みていくようだった。
欲望は、もう、静かになどしていなかった。
昭吾は静かに車内に流れる音楽に耳を傾けていた。しかし、何気なく聞き過ごしていた「不倫」という言葉が、うまく説明のつかない奇妙な感覚として残っていることに気づいた。
それはまるで、ミステリー小説を望んで買ったにも関わらず、読んでいるうちに「これはミステリー小説なんだ」と気づくことに似ていた。
「美香さん……不倫……してたんですか?」
「ええ……そうよ」
美香の言葉のトーンは、「不倫」という行為の重みと比べれば何とも言えないほど軽かった。
「聞きたい?」
そういうと、長い間、タンスにしまわれていた衣服を引っ張り出すような口調で語り始めた。
昭吾は指をわずかに深く沈めた。ナイロンの薄い膜が割れ目の形に沿って張り詰め、熱い粘膜の柔らかさと、すでに溢れ始めている湿り気を、はっきりと伝えてくる。指の腹で、ゆっくりと円を描くように動かすと、美香の腿が微かに震え、甘い吐息がまたひとつ漏れた。
「んっ……そこ……少し、強く……」
美香は初めて、小さな声で要求した。
昭吾は言われた通りに、指の腹に力を込めた。ナイロン越しのクリトリス辺りに優しく、しかし確実に圧を加えた。
美香の身体が、びくりと大きく波打った。ハンドルを握る指が白くなり、脚の付け根の筋肉が、痙攣するように収縮する。愛液の湿りが濃く、そして熱くナイロンの内側を伝ってきた。
車内には、ケニー・Gのサックスの甘い余韻と、美香の細く長い吐息だけが流れていた。
昭吾は指を動かしたまま、美香の横顔を見つめた。年齢を重ねた女の、落ち着いた色気。経験に裏打ちされた余裕と、それでも抑えきれない身体の反応が、静かに交錯している。その姿が、昭吾の内側の欲望を、ゆっくりと、しかし確実に熱くしていった。
美香は目を閉じ、吐息を整えながら低く言った。
「続きは……次の場所で。そこで、ゆっくり、舐めてほしいの。パンストを舌で溶かすようにして……」
サックスの旋律が、ひとつのフレーズを終え、次のフレーズへと静かに移っていく。男の指は女の濡れたクレバスのなかに沈んだままだった。ナイロン越しに感じるぬめりと熱が、指先から男の腕を伝って、胸の奥まで染みていくようだった。
欲望は、もう、静かになどしていなかった。
昭吾は静かに車内に流れる音楽に耳を傾けていた。しかし、何気なく聞き過ごしていた「不倫」という言葉が、うまく説明のつかない奇妙な感覚として残っていることに気づいた。
それはまるで、ミステリー小説を望んで買ったにも関わらず、読んでいるうちに「これはミステリー小説なんだ」と気づくことに似ていた。
「美香さん……不倫……してたんですか?」
「ええ……そうよ」
美香の言葉のトーンは、「不倫」という行為の重みと比べれば何とも言えないほど軽かった。
「聞きたい?」
そういうと、長い間、タンスにしまわれていた衣服を引っ張り出すような口調で語り始めた。

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