この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ
白衣を脱いだら~熟れた蜜の囁き
第5章 出会い(5)
昭吾は指で何度もなぞった。

「いいわよ。また会う日を決めましょう。昭吾くん、なかなか会えなくてごめんね」

「いや、いいんです。美香さんの事情があるから」

人妻である美香には、僕の知る由もない事情があった。出会いは、月に一、二度がやっとだった。大学生の昭吾は、講義が終われば時間を持て余し、バイトで家計を支えながらも、心のどこかがいつも少し空洞だった。恋人ではない、と自分に言い聞かせても、その空洞は容易に埋まらなかった。

合コンに誘われれば参加した。意気投合した女と、狭いシングルベッドの上で身体を重ねることもあった。けれど、彼女たちは結局、昭吾の中に残らなかった。精液をどこに吐き出そうと、心の穴は塞がらない。

美香と比べれば、誰もが青臭く、未熟で、軽やかすぎるように思えた。それが、満たされない理由の大部分だった。

それでも、付き合った女はいた。他研究室に遊びに出入りするうちに親しくなった、三歳年上の先輩。食事に誘い、カラオケのあと、昭吾の家で身体を重ねた。それから二カ月ほど、僕たちは恋人ごっこのような日々を送った。彼女は献身的で、しょっちゅう家に来ては夕ご飯を作り、二人で食べた。その夜は決まって、身体を重ねた。けれど、長くは続かなかった。

ある日、彼女が僕のLINEを覗き見た。美香とのやり取りがびっしりと並んでいた。彼女は激怒した。僕は何も言い訳をしなかった。他人の個人情報を勝手に覗く行為に、怒りを超えて、ただ冷めた気持ちが残った。

それから彼女は来なくなり、たまにかかってくる電話にも、僕は感情のない声で応えるだけだった。そして、また一人になった。
/62ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ