この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ
白衣を脱いだら~熟れた蜜の囁き
第6章 出会い(6)
セックスするのは専ら自宅だったから、あまりラブホテルに来ることはなかった。

エントランスを抜けると、若い男女のペアが、身を寄せ合ったまま角を曲がって消えていった。美香との行為が、手の届くところまで来ていることに昭吾は緊張した。唾を何度も飲み干して、その緊張を解そうとした。

「結構、埋まってるのね。とりあえず……この禁煙の部屋にしましょうか」

<三〇六号室>

玄関の電気をつけ、狭い玄関で靴を脱ぐ。片足を上げた際、よろけそうになる美香の身体を支えた。

パンプスを脱いだあとにちらりと見えた、黒パンストに包まれた足裏と、透けて見える真っ赤なネイルが、艶めかしく昭吾の目に映る。

ペニスはすでに勃起し、痛みを覚えるほどだった。玄関のドアが閉まるのと同時に、昭吾は美香の肩を抱き、唇を重ねた。美香それを受け止めてくれた。

しかし、軽いキスのあと、昭吾が舌を差し入れようとすると、「焦らないの。またあとでね」と、身体をそっと離された。

その声には、若い男を導く、熟した女の余裕があった。焦らせること自体が、快楽の一部であることを、美香は知っているのだ。

部屋に入り、室内を見渡す。久しぶりに来たホテルのすべてが、新鮮に映った。美香はソファにいったん座り、それから立ち上がって何かを探し始めた。

「あったわ」

小さな棚から、コーヒーカップとドリップコーヒーを二つずつ取り出す。

「昭吾くん、そこの瞬間湯沸かし器に水を入れて来て。まずはコーヒーでも飲もうよ」

「これって、美香さんが昔付き合っていた方とホテルに来たら、必ず最初にコーヒーを飲んでいた、というあれですか」

「そうよ。そっか、昭吾くんに言ったことあったわね」

昭吾は洗面台に行き、湯沸かし器に水を入れながら、想像を巡らせる。

美香との会話には、よく不倫相手の話が出てくる。決して嫌な思い出としてではなく、淡々と、時には懐かしさを帯びて語られる。

なぜ別れたのか、理由は決して語らない。美香は今も、その男の影を追いかけているのではないか。僕に抱かれる時も、どこかでその男のことを思い浮かべているのではないか——。

/62ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ