この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
白衣を脱いだら~熟れた蜜の囁き
第6章 出会い(6)
午後の光が、ブラインドの細い隙間を縫うように室内へ落ち、空気のなかに金色の微粒子をゆっくりと浮かばせていた。時間の輪郭が溶けかかるような、ホテルの部屋で、私たちはそれぞれの孤独を、そっと肌の熱で確かめるように寄り添っていた。
「生は……だめなの。コンドームを着けてほしい。ごめんね」
美香の声は、微かな震えを含んでいた。理性と欲望のあいだで引き裂かれる痛みが、その短い言葉の裏側に張りついている。
昭吾は逸る気持ちを抑え、指先を慎重に動かしながらゴムを被せようとした。もどかしさが、部屋に満ちたエアコンの低い駆動音と、二人の荒い呼吸を、いっそう濃く響かせる。
午後三時。世界が最も無機質に傾く時間帯だった。
「さあ、きて……」
準備を終えた昭吾を確認すると、美香は観念したように顔をそむけ、そっと瞼を閉じた。自ら脚を割り開いたとき、左手の薬指に嵌まった銀色の結婚指輪が、気だるい光を反射して僕の視線を射抜いた。日常のなかに突然口を開けた、底の見えない裂け目のようだった。
蜜に濡れ始めた彼女の花弁を、昭吾は先端で何度も優しくなぞり、入り口を探り当てた。
「うっつ……」
半開きの蜜口へ、熱く膨張したものを、ゆっくりと、しかし確実に沈めていく。吸い付くような温かなぬかるみに、尖端が抵抗を奪うように深く入り込んでいった。
「あっつ……あん」
美香が漏らした最初の嗚咽は、男と女の境界が溶け合う序曲だった。色気を湛えた朱唇を歪め、眉を寄せて苦痛に耐えるような表情は、押し寄せる快楽を懸命に拒もうとする、最後の矜持のようにも見える。
美香は「不倫に背徳感はない」と強がっていたが、罪の意識をまったく抱かぬ不貞など、この世に存在しないはずだ。
たとえ夫を愛していなくとも、女の身体は本能的にその穢れを察知する。彼女の今の歪んだ顔は、甘美な快楽の裏側で、逃れようのない背徳の念に苛まれている証左だった。
「うっ、気持ちいい……。こんなに興奮して大きくなったのは、美香さんが綺麗すぎるせいです」
美香は蕩けたような表情で虚空を見つめ、熱い吐息を漏らすばかりだった。
「生は……だめなの。コンドームを着けてほしい。ごめんね」
美香の声は、微かな震えを含んでいた。理性と欲望のあいだで引き裂かれる痛みが、その短い言葉の裏側に張りついている。
昭吾は逸る気持ちを抑え、指先を慎重に動かしながらゴムを被せようとした。もどかしさが、部屋に満ちたエアコンの低い駆動音と、二人の荒い呼吸を、いっそう濃く響かせる。
午後三時。世界が最も無機質に傾く時間帯だった。
「さあ、きて……」
準備を終えた昭吾を確認すると、美香は観念したように顔をそむけ、そっと瞼を閉じた。自ら脚を割り開いたとき、左手の薬指に嵌まった銀色の結婚指輪が、気だるい光を反射して僕の視線を射抜いた。日常のなかに突然口を開けた、底の見えない裂け目のようだった。
蜜に濡れ始めた彼女の花弁を、昭吾は先端で何度も優しくなぞり、入り口を探り当てた。
「うっつ……」
半開きの蜜口へ、熱く膨張したものを、ゆっくりと、しかし確実に沈めていく。吸い付くような温かなぬかるみに、尖端が抵抗を奪うように深く入り込んでいった。
「あっつ……あん」
美香が漏らした最初の嗚咽は、男と女の境界が溶け合う序曲だった。色気を湛えた朱唇を歪め、眉を寄せて苦痛に耐えるような表情は、押し寄せる快楽を懸命に拒もうとする、最後の矜持のようにも見える。
美香は「不倫に背徳感はない」と強がっていたが、罪の意識をまったく抱かぬ不貞など、この世に存在しないはずだ。
たとえ夫を愛していなくとも、女の身体は本能的にその穢れを察知する。彼女の今の歪んだ顔は、甘美な快楽の裏側で、逃れようのない背徳の念に苛まれている証左だった。
「うっ、気持ちいい……。こんなに興奮して大きくなったのは、美香さんが綺麗すぎるせいです」
美香は蕩けたような表情で虚空を見つめ、熱い吐息を漏らすばかりだった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


