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白衣を脱いだら~熟れた蜜の囁き
第2章 出会い(2)
時間を少し巻き戻す。
出会い系サイトに登録したのは、純粋な恋人を求めてではなかった。しばらくご無沙汰だった欲求を、互いに割り切って満たせる相手を探すため――いわゆる大人の出会いが目的だった。
世評では健全なサイトということだったが、届くチャットの多くは胡散臭く、モデル顔負けの写真に釣られて返事をすると、すぐにLINEのIDを求められたり、別のサイトへ誘導されたりした。そうしたやり取りに辟易し、サイトを見る頻度も減っていたある日、一つのメッセージに指が止まった。
『はじめまして。「そら豆」といいます。おばさんですがよろしくお願いします』
短く、他愛のない文章。周囲のいかがわしい言葉の海の中で、そのシンプルさが妙に心を動かした。
『はじめまして。昭吾といいます。22歳の大学生です。そら豆さん、よろしくお願いします』
シンプルな返事を返して、昭吾はスマホを閉じた 。
講義が終わり、昼食を済ませた頃、すでに返信が届いていた 。
『返信ありがとうございます。大学生なんですね。ご出身はどちらですか?』
最初から性的行為を匂わすような如何わしさはなく、かつ丁寧な距離感を持った返信に好感が持てた 。
『生まれも育ちも大阪です。今は東大阪に住んでます。そら豆さんはどちらの出身ですか?』
『出身は香川県の大阪育ちです。住所は詳しくは言えませんが、昭吾さんの家からはそう遠くはないです、とだけ言っておきますね』
『どんな仕事をしてるんですか?』
『私は医療系の仕事をしています』
返信のテンポは決して早くはなかったが、彼女は必ず確実に応えてくれた 。やがて僕たちはよりプライベートな対話を重ねていくことになる 。
『昭吾さんは、このサイトの利用は長いんですか? 私は始めて2週間ですが慣れなくてまだドキドキです』
『私も初心者です。失礼かもしれませんが、そら豆さんの年齢、聞いてもいいですか?』
『45歳です』
『結婚はしてるんですか?』
『しています。子供もいます。どう思いますか?素直な気持ちを聞かせてください』
『全く気になりません。むしろ好感が持てます』
出会い系サイトに登録したのは、純粋な恋人を求めてではなかった。しばらくご無沙汰だった欲求を、互いに割り切って満たせる相手を探すため――いわゆる大人の出会いが目的だった。
世評では健全なサイトということだったが、届くチャットの多くは胡散臭く、モデル顔負けの写真に釣られて返事をすると、すぐにLINEのIDを求められたり、別のサイトへ誘導されたりした。そうしたやり取りに辟易し、サイトを見る頻度も減っていたある日、一つのメッセージに指が止まった。
『はじめまして。「そら豆」といいます。おばさんですがよろしくお願いします』
短く、他愛のない文章。周囲のいかがわしい言葉の海の中で、そのシンプルさが妙に心を動かした。
『はじめまして。昭吾といいます。22歳の大学生です。そら豆さん、よろしくお願いします』
シンプルな返事を返して、昭吾はスマホを閉じた 。
講義が終わり、昼食を済ませた頃、すでに返信が届いていた 。
『返信ありがとうございます。大学生なんですね。ご出身はどちらですか?』
最初から性的行為を匂わすような如何わしさはなく、かつ丁寧な距離感を持った返信に好感が持てた 。
『生まれも育ちも大阪です。今は東大阪に住んでます。そら豆さんはどちらの出身ですか?』
『出身は香川県の大阪育ちです。住所は詳しくは言えませんが、昭吾さんの家からはそう遠くはないです、とだけ言っておきますね』
『どんな仕事をしてるんですか?』
『私は医療系の仕事をしています』
返信のテンポは決して早くはなかったが、彼女は必ず確実に応えてくれた 。やがて僕たちはよりプライベートな対話を重ねていくことになる 。
『昭吾さんは、このサイトの利用は長いんですか? 私は始めて2週間ですが慣れなくてまだドキドキです』
『私も初心者です。失礼かもしれませんが、そら豆さんの年齢、聞いてもいいですか?』
『45歳です』
『結婚はしてるんですか?』
『しています。子供もいます。どう思いますか?素直な気持ちを聞かせてください』
『全く気になりません。むしろ好感が持てます』

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