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私なりの復讐
第6章 第六章  飛沫
事務所の中を見渡すと奥に部屋が3つあるようだ。

扉の数で判断しただけなのだが。

一番左側の部屋から王ちゃんは出てきたから、あそこが王ちゃんの社長室かな。

真ん中と右側は何だろ?

私はガラス越しの王ちゃんを確認して席を立ち扉へと歩く。

真ん中の扉を開けた。

・・・・・・。

空間が広く棚が2本あり、化粧品の見本のような物がいくつも並んでいる。

小売店の売り場の再現みたいな部屋だった。

多分、棚割室とかいう部屋かな。


その部屋の扉は閉めて右に移動。


開けると・・・。

中が見えない。

窓のない真っ暗な部屋だ。

電気をつけるスイッチを手さぐりで探すと・・・あった。

蛍光灯がチカチカと音を立てながら点き、やがて部屋全体を明るくしていく。

ん?

壁はコンクリート打ちっぱなしの状態で少し黒ずんだ飛沫がそこらじゅうに。

アート?模様?

でも何か生臭さも漂い、少し気持ち悪くなり、持病の喘息も相まって扉をそそくさと閉めた。

振り返り王ちゃんの方に目をやると、まだ離れた所で電話中だった。

ふ~・・・。

気づかれずにすんだ。

事務員さんが使用しているらしい机にノートPCがあり、セーバーが起動している。

私はマウスを手に取りPCの画面を待機状態から通常に戻した。
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