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私なりの復讐
第7章 第七章  浮遊
続きのビデオが流れ始める。

 2日目・・・

あいつは寝ているようだ。
或いは気を失っているのか・・・。

 そこへ覆面を被った誰かが水槽を持ってきた。

何か黒い物体がウジャウジャと動いている。

「伸入含有蜘蛛坦克!」

中国語で蜘蛛を入れろと言ってるらしい。

何か毒蜘蛛か・・・

どす黒い手の甲に蜘蛛がつたう・・・。

1匹2匹と蜘蛛は手に咬みつく。

あいつは微動だにしない。

気を失っているようだ。

蜘蛛に咬まれても痛くないのか?

或いは蜘蛛の毒が回るまで苦しくないのかもしれない。

蜘蛛は数匹・・・肘くらいまで登ってきては止まり、手のひらに帰っていく。

血の匂いに敏感な蜘蛛・・・。

そうではなかったらしい・・・。

腕に先ほど誰かがスプレーをしていた・・・。

あれが蜘蛛を手の甲に返す役割をしていたのだ。

巧妙な蜘蛛地獄・・・。

しかし、蜘蛛に咬まれてもあいつは起きない・・・。
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