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*妄想社長に振り回されて*
第2章 色気と私
「いないんだったら俺が立候補しちゃおっかなぁ?」
「……は?」
「見た感じ坂本さんって遊んでなさそうだし、俺の色に染めたいってすっげえそそられるんですけど」
朝っぱらから何を言い出すんだこの子は。
「年なんて二歳しか違わないんだから年下は圏外とか言わないで下さいね?」
ってそういうことじゃなくて!
「俺、今フリーなんですよ?…っ痛てえ!」
ゴン!という鈍い音ともに桜井くんが悶絶した。
後ろから現れた社長が殴った拳をさすっている。
「俺んところの従業員口説かないでもらえるか?」
「なっ、恋愛は自由じゃないっすか!」
「そういう台詞は爛れた女関係清算してから吐け」
私を見ずにそれだけ言うと、マスターに一礼して社長は店を出た。
私も慌てて後を追う。
「……は?」
「見た感じ坂本さんって遊んでなさそうだし、俺の色に染めたいってすっげえそそられるんですけど」
朝っぱらから何を言い出すんだこの子は。
「年なんて二歳しか違わないんだから年下は圏外とか言わないで下さいね?」
ってそういうことじゃなくて!
「俺、今フリーなんですよ?…っ痛てえ!」
ゴン!という鈍い音ともに桜井くんが悶絶した。
後ろから現れた社長が殴った拳をさすっている。
「俺んところの従業員口説かないでもらえるか?」
「なっ、恋愛は自由じゃないっすか!」
「そういう台詞は爛れた女関係清算してから吐け」
私を見ずにそれだけ言うと、マスターに一礼して社長は店を出た。
私も慌てて後を追う。