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*妄想社長に振り回されて*
第2章 色気と私
会社に入っても何も話さない社長に、私も話しかけることができず黙ったまま自分の席についた。
パソコンを立ち上げ起動するのをひたすら待つ。

「桜井が好きなのか?」

……は?

「確かにあいつ見た目はカッコいいとは思うが俺は薦められないぞ」

「いや、違……」

「あいつの女関係ハンパないからなぁ。俺はもっと誠実な男の方がいいと思う」

誠実ね……。
それを社長が言うんですか?
昨日あんなキスしておいて。

私の気持ちが伝わったんだろう。
社長はぽりぽりと頬を掻いた。

「まあ俺も人のことは言えないけどな」

「……別に私、桜井くんのことが好きなわけじゃないですよ?」

「え、でもその格好…」

「私がこんな格好しちゃいけませんか?」

棘のある言い方。
さすがに社長も気づくだろうか。
私が誰に見て欲しくてこんな格好をしたのか。
誰に好かれようとしていたのか。

「……坂本、まさか」

思わず目を瞑った。

「欲求不満なのか?」

……はい?

「何言って…」

「だから誰でも良かったのか?それなら相談してくれれば良かったのに」

「ちょっと待…」

「ただそれでも桜井はやめておいたほうがいいぞ。あいつはホントにだらしがないからなぁ」

思いきり勢いよく立ち上がった。
さすがに社長もびっくりしたのか妄想が一時中断する。
社長の前に立ち、椅子に座っていた彼を見下ろした。

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