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あなたの玩具
第2章 親衛隊
俺はまたサボる。
長い廊下を通る俺の足音しかしない。
今は授業中。
皆真面目に勉強する時間。
それが俺は凄く退屈みたいだ。
そしていつものサボる場所に着く。
そしていつものように何かをして暇を潰す。
だが、今日はいつもと違う。
仁科 春樹がいるからだ。
俺はお前のせいで親衛隊に目をつけられたのに。
ヘラヘラしている仁科が....。
いや、もういいか。
暇潰しに親衛隊の隊長さんにでも御挨拶しなきゃな。
ふふ、俺を怒らせるとどうなるか思い知らせなくっちゃ。
ね!そうでしょ?
「なぁ、聞いてる?」
「別に。」
「別にって....。」
はぁ、これだから。
こうゆう面倒な事は嫌いだよ。
いい加減分かってくれないかな?
俺は徹底的に無視する事で自分の領域に入らせないようにした。
お前に....仁科に何が分かる。

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