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人妻コレクション~他人に抱かれる妻たち
第26章 遥〜夫の弟に求められて
「変なこと言っちゃったみたいだね」

言葉を返せない遥を見つめ、智史が静かに言った。

「麻衣は怒るだろうな」

亡くした妻の名前を口にする義弟の姿に、遥の感情が揺れ動く。

「そんなことないわよ、智史さん」

「義姉さん・・・」

「当たり前だと思うわ、女性が欲しくなるっていう智史さんの気持ち」

夫がいない自宅、自分が口にした言葉に戸惑う人妻。

しかし、遥には打ちひしがれた義弟を切り捨てることなどできない。

「麻衣さんだってわかってくれるはずよ。でも・・・」

「でも?」

「私には何もできないわ」

「・・・」

「智史さんを助けたい気持ちはあるのよ。でも、私には主人が・・・」

追い込まれた義姉を助けるように、智史が珍しく笑みを浮かべる。

「やだな、義姉さん。僕はそんなことを期待していないから」

「ほんと?」

思い切って、遥はそう訊いてみた。

智史さん、留守の間、私のクローゼットに忍び込んだでしょう。

そんな質問を、遥は彼に投げたつもりだった。

だが、智史に動揺する様子はない。

「いくら義姉さんが美人だからって、そんなことは考えないよ」

「信じていいいの?」

「勿論さ」

二人だけの食事を終え、智史は先にシャワーを浴びた。

そして、いつものように2階の部屋に向かう。

また遅くまで仕事をするのだろうか。

今夜、一人で眠る寝室の隣に、夫とは別の男性が一人でいる。

「彼は義理の弟なのよ」

遥は自身にそう言い聞かせながら、バスルームに向かった。

静かに服を脱ぎ、生まれたままの姿になる。

全裸のまま鏡の前に立ち、遥はそこにいる自分を見つめた。

「義姉さんがまさかあんな声あげるなんて」

義弟の告白が、人妻の肢体を熱く疼かせる。

今夜もまた、その裸体はどうしようもなく刺激を求めている。

淡白な夫から与えられるのとは違う、もっと濃密で深い快感を・・・。

「何考えているの、私・・・」

自分を律するように、遥は時間をかけてシャワーを浴びた。

そして、お湯を張った浴槽に裸体を静かに沈める。

「ああっ、気持ちいい・・・」

瞳を閉じ、人妻が心地よさに全身を浸からせた、その時だった。

「・・・」

遥は知った。

バスルームの扉が静かに開き、誰かがそこに侵入してきたことに。

浴槽の中、人妻は息を呑んだまま、動くことができない。
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