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インペイシェント
第16章 隠してきた嗜好
遼次は抜き出された右手を、すかさずパンティの前へあてがった。

圭子の下腹部に掌を当て、ゆっくりと指先に力を入れた。

圭子のパンティの装飾が指先から感じとる事が出来た。

あからさまにレースの装飾が施されているのが分かる。

しかし、さすがにその色や模様までは分からず、遼次のパンティを確認したい欲求が、一気に膨れ上がった。

遼次は圭子の下腹部に右手を置いたまま、意を決したかの様に圭子に言った。

「圭子さん、どんな下着か見たい…」

遼次は真剣な眼差しで圭子を見つめて言った。

圭子は遼次からの思いもよらない要求に、驚いた表情をした。

しかし、それも一瞬で、圭子はゆっくりと俯き、小さく遼次に返事をした。

「いいよ…」
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