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インペイシェント
第3章 コンタクト
圭子曰わく、男性用だから選ばないとのこと。

話を聞くと、圭子の親は娘の圭子に女の子である事に細かく注意してきたとのことだ。

男性用の衣類など、着ることを許されなかったと。

そう思って圭子の立ち振る舞いを思い返すと、確かに【女性らしい】を前面に出したものだった。

親の偏った躾に、今や遼次は軽く感謝しているのだ。

圭子の背後を通る時、遼次の視線は圭子のヒップラインに釘付けである。

周りにいる圭子の同僚達の目を盗んで、しっかり圭子のヒップラインを鑑賞しているのだ。

大きく横に張り出した後方から見るラインも、後方に突き出した横から見るラインも、遼次の大好物そのものだった。
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