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インペイシェント
第4章 探り合い
遼次はデスクに戻るとすかさず圭子へメールを送った。


圭子さ~ん、ちょっと~、まだドキドキしてるんだけど~…


5分後、圭子から返信が来た。


私だって、まだドキドキしてますけど…


更に遼次は返信した。


あの~、オトナノアソビ、いつ出来ますか?


即返信が来た。


い・つ・で・も!!
なんてね~。


遼次は妄想が止まらなくなった。

と同時に、圭子は危険な女ではないか?
ヘタに手を出したら、面倒な事になりはしないか?

そんな先読みし過ぎの心配が、うっすらと頭に浮かんできた。

だからといって、遼次はこの猟にも似た感覚から抜け出せない自身の性格も自覚していた。

その度に自分自身を、仕方のないヤツと思うのだった。
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