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梨華との秘密
第6章 支社長の女
 身動きの取れない恵理加の反応を見ながら、震動し続ける携帯の角の部分を彼女のクリトリスに当たるように動かした。
 ヴーッ、ヴーッと、断続的なバイブレーションが恵理加を囚え、理性を痺れさせた。


「少し、彼女にイタズラをしたのさ。そろそろやめてあげようかね?ふふふ。」


 ユックリと四角いオモチャを恵理加のからだから放した。


「あぅ、係長。今のが、日用品、携帯で、、。ここにあるのは、もっと凄いんですね。」


 ようやく我に帰ったように、恵理加がつぶやいた。
 少し、薬が効きすぎたかと思ったが、恵理加の瞳が潤んだように俺を見つめていた。


「うん、もっと凄いよ。他にもあるがね。欲しいのがあれば買ってあげるよ。」


「嬉しい!でも、どれがいいかは分からないし?松川さん、選んで下さる。」


 朱里の答えに、考えるふりをしながら、


「いいよ。でも、淫らしいオッサンの妄想が入るけど大丈夫かな、美澤くん?」


 どう答えるか、恵理加の反応を見ていると、


「淫らしい妄想が入ってもいいんじゃないですか?その方が使う時に余計に淫らしくて、感じるから良いんじゃないですか?」


 あらら、俺をさらに見つめてきたよ。


「うん、それなら、こいつとこいつだな。ふふふ、楽しみだな、君たちがそれぞれオナニーしてるのを想像するのわ。」


「もう、松川さんたら、ヤラシイ。うふふ。」


 朱里が嬉しそうに微笑んだ。


「あの、係長、ここ、トイレは?」


「あっ、ごめん、気づかなかったよ。あそこを真っ直ぐに行ったところにあるよ。」


 ありがとうございます、と言いながら恵理加があわててトイレへ走った。
 恵理加がいなくなると、朱里が身体を密着させてきた。


「悪い人ね。でも、私にして欲しかったわ。」


 答える前に朱里を抱き締め、唇が重なりあい二人の熱い鼓動が重なりあい、一つになった。


「わかっていたさ。だから、彼女が気をきかせたんだよ。知っていたんだろ?あの娘がお前と同じマゾだってことをな。」


 そう言いながら、俺はまた別の携帯に電話をかけた。
 朱里のバッグを開け、彼女の携帯を彼女の乳房に押し付けた。


「だめ、そこじゃない、わ。いじわる、しない、で、、お願い。」
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