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梨華との秘密
第7章 縄肌秘書
 俺の左手からだらりと下がった首輪を見た瞬間、朱里の顔が固まるのがわかった。


「それっ、私の、ですね?まさか!ここで、ですか?」


 ああその通りだよという風に、うなずきながら朱里の首に青い革製の首輪を這わせた。
 抵抗されるかと思ったが、彼女は素直に首輪を受け入れた。


「良く似合ってるよ、朱里。鎖も後で着けてやる。良いね?」


「はい、でも、あのさっきから身体が、、。首輪されたら、余計に火照って、、。」


 朱里の表情が社長秘書の顔から、ただの女に、さらに首輪を着けてから微妙に変化を始めていた。
 俺には、お馴染みの表情だった。


「ふふ、俺と付き合ってた頃を思い出したんだ。仕方ないな、俺が選んでいいかい?俺がお前にさせたかったファッションをしてみるかい?」


 思い切って、言ってみたが?
 断られるなって、思っていたが、違ってた。


「はい、選んで下さい。もう、始まっているのですね。ご主人様の調教。」


「うん、なら選ぶよ。」


 俺の言葉に、朱里が小さく頷いた。
 濃い紫のキャミソールとオレンジイエローの膝上三十センチの少しタイトで横スリットのミニスカートをとり、最後に薄手のオレンジイエローのダウンジャケットをとり会計カウンターへ向かった。


「あの、これを着るんですよね?」


 会計を済ませると朱里が聞いた。


「うん、ここでな。試着室を借りても良いですか?」


 俺の質問に店員が、怪訝な表情を浮かべながら、


「えっ?はい、どうぞ構いませんよ。」


「ありがとう、じゃあ使わせて貰おうか?」


 はい、と朱里が小さく頷いた。
 店の奥に並んだ一番奥の試着室へ二人で入った。
 彼女にとって幸いなことに、試着室には他の客がいなかった。


「朱里、全部脱ぐんだ。下着も全てな。」


「そんな、でも、恥ずかしすぎます。でも、命令ですね。」


 朱里が目をつぶり、唇を噛んだ。
 ためらっているのかと思ったが、ジャケットを脱ぎセーターに手をかけ脱ぎ捨てた。
 薄いピンクのブラジャーが彼女の豊かな乳房を包み、俺の情欲を刺激した。
 ミニスカートのホックを外し、一気にずり下げた。


「綺麗な肌をしているなぁ。良い女になったなぁ、朱里。」
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